11金融知識勉強会 ≪あなたもファンドマネージャー≫ 2013年

2013年 
1月27日
 吉田信弘講師
新シリーズ「あなたもファンドマネージャー
 一年後の報告」
一年前の投資方針と投資銘柄選択(2011.10月)
東洋経済新聞社四季報でPBRで並べた236銘柄をPBR1.0以下 PER15以下 信用倍率 1.0以下で絞り込んだ7銘柄に投資をした。
日経225 9050円 TOPIX771 余裕資金100万円(991120円)の株式投資の一年後の検証が報告された。
投資銘柄 7社 テンプHD 東建コーポ 原信ナルスHD  ハビネット ダイニチ工業 SANYO レベレステ  
3社10%損切りで▲58430円      一年後精算13650円(1.4%)の利益であった。
年初来高値で売却できたらと仮定すると86750円の利益(8.8%)
反省点
 損切は10%ではなく5%にすべきであった。
 長期保有はさける
 投資銘柄数を7社よりしぼって投資する
今後の投資方針
 
業績が悪い会社が多い中で上方修正する会社
 世界の景気に左右されない内需関連株
  鉄道、通信、国内不動産、テーマパーク、薬品、食品、小売り、ソニー、シャープ最安値銘柄の底値拾い(ただし1年ぐらい、塩漬け覚悟)
 
今は買わない株
 
自動車、造船、電気、石油などエネルギー、鉄鋼、非鉄
 
代表からの一言
 短期投資では損切ができれば成績が上がることを示していました。2013年からの投資銘柄も提案されておりましたので 一年後の報告が楽しみです。
2/24

大野正一講師

     同上 一年前の投資方針の決定経過
 ピータ・リンチ「株式投資の法則」を参考にして投資先は自分の理解できる範囲にすべきである。
 銘柄選択はその企業について知らなくてはならない。
 小型株ならば理解しやすい
 銘柄数は目の届く5〜10銘柄に絞る
 株価は企業の業績の理論株価に収束するはず
 相場は人気・うわさで理論株価に一致しない割安割高という歪があり。

投資のチャンス
 投資銘柄選択

  一時抽出条件
  時価総額         80億〜300億円 約900社
  予想配当利回り     2%以上
  PER            20倍以下
  PBR            2倍以下
  売上高成長率      5%以上
  対前期営業利益    3%以上
 
銘柄選択時注意点  
  
営業キャッシュフローがマイナスは除外する       
  創業者一族持ち株率の高い会社はさける
  隠れ負債(年金積立不足額)を確認する
  有利子負債等の財務面の確認をする

余裕資金100万円(981750円)の株式投資の一年後の検証が報告された。

投資銘柄5社
  フジ住宅 フーチャーアーテキト レック 日東 エフシー 芝浦電子
       5社中芝浦電子のみ損失(▲19%)
   2月18日まで全株保有しているとすると 19950円の利益(2.0%)
   芝浦電子の損失50400円が大きくひびいている
   全株売却してほかの投資(海外投資)の検討をしている   

代表からの一言
 年初からのアベノミックスに助けられて円安、日経平均の上昇で2.0%の利益がでてはいるが
 当人も自嘲ぎみにファンドマネジャー失格と述べている、これに懲りずに再チャレンジを
 してください。
 
3/24
風間広太郎講師
同上 今までの株式投資経験 30年前から開始  証券会社まかせ(電話売買、時間がない、買う時せっつく
               売りは教えてくれない)
               バブル崩壊で外資系法人撤退のときに日本系証券に移管(電話売買、
               わずらわしい)
               10年前ぐらいからマネックスのインターネット取引に変更

今までの結果       30年前から増えるどころかむしろ大幅減 約マイナス25〜30%

投資傾向          直感的に買う。 ナンピン買いを続ける。
                負けが混みたえきれなくなってちょっとあがったらすぐ損切を重ねてしまう
                それに懲りて買う時が慎重になり待ちにまって高い時に買ってしまう。
以上の反省をこめて 一年の投資方針の決定経過
   日経新聞の好業績会社記事
   マネックスの株価照会ランキング  
   マネックス フィスコの個別株価レポート
   マネックスの投資のヒント
       ex 短気集計速報
          新興市場の上方修正銘柄一覧
   マネックス 経常利益予想コンセンサス上昇ランキングを参考に銘柄選択をした

投資銘柄選択
   高齢者関連事業    老人ホーム経営
   震災復興関連事業   セメント、ゼネコン
   スマートフォーンインフラ関連  基地局 部品製造 流通・商社(円高関連) CVS,海外企業買収
   の4分野で選ぶつもりが現実は別分野の銘柄も選択した。

 余裕資金200万円(1998000円)の株式投資の一年後の検証が報告された。

 投資銘柄7社 オリンパス 福島工業(一部)しまむら ローソン メッセージ(一部) 
          サイバネット(JASDAC) パナソニック
          7社中メッセージのみ損益とんとんでそれ以外はすべて上昇した
 3月21日まで全株保有しているとすると 801000円の利益(40%)
 残念ながら1社のみ実際に購入した

代表からの一言   
  昨年の時点で株式購入に踏み切るには度胸が必要だと思います。そこであなたもファンドマネージャー  として敢えて投資をして頂きました。日経平均の上昇より大幅に利益があり合格です。




                
4/21 
佐々木貞子講師
同上 一年前の投資方針の決定経過
 
 運用方針  期間、投資金額からリターンを多くとるよりもマイナスを少なくする運用とする。
 運用条件  運用期間       1年
         投資金額       100万円
         目標リターン     10%(値上がり益+配当金)
 
 投資銘柄選択基準      高配当銘柄
                   高配当かつ業種分散
                   同業種での上位企業
                   好業績見込み企業
 
投資業種選択基準       建設業・・・震災復興による受注増、収益拡大
                   医薬品・・・好不況に左右されない
                   サービス業・・・内需関連で好業績企業がある
                   商社…グローバルな収益

余裕資金100万円(991700円)の株式投資の一年五の検証が報告された。
投資銘柄4社 大林組 第一三共 リソー教育 三菱商事
         4社中三菱商事のみマイナスでそれ以外はすべて上昇した

4月19日での評価額  値上がり益401300+配当金37000=438300円の利益(44%)
アベノミクスの政策はスタートしたばかりなので業績相場を期待して全株保有とする。

代表からの一言
 日経平均の上昇より大幅に利益があり合格です。残念なのは実際に購入してないことです。

 

 

5/26
浜田 香留樹講師
同上 一年前の投資方針の決定経過
運用方針
 複数の商品/銘柄に投資
 日本国内から投資可能
 レバレッジを利用可能 
 株主優待も時価換算でリターンに含める

運用案@ 白金先物ミニ            一枚   レバレッジ二倍本命案
     アメリカ株              2社
     日本株                10社
     REIT                 2社

運用案A 日本株             8社 日本限定案
       REIT              1社

運用案B 日本株             6社 日本限定実投資案
運用案C アメリカ株            1社 妻の選定案
       日本株             3社

余裕資金100万円の投資の一年後の検証が報告された。
  2012/6投資額 2013/5評価額 騰落率
運用案@ 1704337 2506500 50.2%(但し100万円評価85.6%)
運用案A 988100 1544500 57.6%
運用案B 1012000 1680000 68.9%
運用案C 1009022 1716364 72.9%
日経平均 8837 14612 65.3%

@案はレバレッジがきいて85.6%の利益となった。
A案は日経平均に負けている
B案は日経平均よりやや良い成績である
C案が最も良い成績で72.9%の利益を出した

代表からの一言
 レバレッジ2倍で運用して50.2%の利益をだすと100万円が250万円になるが
逆に50.2%の損失をだすと100万円が45万円になるので注意が必要です。

 

 

  

6/23
牧野泰治講師

同上
一年前の投資方針の決定経過
 成長が期待される5業種を選択した。
東日本大震災復興関係(建設業、特殊検査機器)
グローバル企業(商社、サービス業)
省エネ(太陽光発電、電気自動車、電動自転車)
特殊技術・特許(産業ロボット、最先端技術)
高齢化・ヘルス関係(介護サービス、フィットネス)

運用方針 昨年選んだ銘柄

五洋建設(復興関連・建築)

ノーリツ(復興関連・設備)

ファーストリテイリング(グローバル)

日産(省エネ、エコカー)

村田製作所(特殊技術)

ユニチャーム(高齢化・ヘルス関連)

余裕資金の投資の一年後の検証が報告された
 

2012/4 投資額 2013/6 評価額 騰落率
3.066.700 4.725.400 54.1%
日経平均 9.561 13.245 38.5%
TOPIX   809 1.106 38.5%

日経平均騰落率を上回ったのが2銘柄、下回ったのが黒字が2銘柄、一銘柄(五洋建設)はマイナスの成績であった。

一年間の運用の反省
 
短気の売り買いと異なり、一年間の長期投資は企業のファンダメンタル(業種、財務状況等)が株価に反映される。
グローバル企業や成長性のある銘柄に投資すべき東日本大震災復興関係(建設、インフラ関連)、輸出関連企業は、
期待に対し伸び悩み。

今後の投資方針
 
保有期間6か月以上の投資銘柄は、業績・将来性・株価指標を分析し割安と判断される銘柄を選ぶ。
 長期保有にあたっては、株価の値動きだけでなく配当利回り(含む株主優待)も考慮する。
大部分の株価は、日経平均、TOPIXなど株価指標に連動するので割安なタイミング(高値つかみしない)を図って購入し、
経済指標を観察し、売りのタイミング(目標株価)を定め、自動的に売却

代表からの一言
 日経平均とYOPIXの騰落率よりも運用成績が良いのでファンドマネージャーとして合格です

 
 
 

7/21
吉田 博講師
同上  一年前の投資方針の決定経過
 @ 鳥の目
   世界経済状況(今後1−3年)
      商品の時代 為替、資源(貴金属・農産物)
   世界経済停滞の時代
      投資には不向きな時代 お金を減らさないことを考える時期(Cash is King !)

   金融危機への4つの地雷
      欧州金融危機  米国(リーマンショック) 中国(不動産バブル) 日本(国債暴落)

A 虫の目
   日本の株式市場
   青い目でみる
    東証の売買の60%以上は外人!
    外人が買えば上がり、売れば下がる
    理解できる会社しか投資しない
    成長より安定(割安)
    NO1 およびNO2事業のみ投資
    新興国投資へ

B 自分の目(魚の目ではなく)
    投資の基本「安い時に買い 高い時に売る」 
    今:投資のタイミング NO(ノー!)
    ここ1〜2年は守りの時期。
    損しないことが重要!

 それでも投資する??
    日本株への投資「青い目で、銘柄を選ぶ」

運用方針
 昨年選んだ銘柄  
 一案 青い目で投資(W・パフェット、Jウェルチ基準)
           ダイキン工業(株) JT  吉野家HD NTTドコモ?
 
二案 青い目推薦で買う(英国:エコノミクス誌)
    三井物産 伊藤忠商事 住友商事 丸紅?

余裕資金の投資の一年後の検証が報告された。
 一案 青い目          

2012/5/26日 投資額 2013/7/19評価額 騰落率

¥972000

¥1207400

124%

 二案 商社に着目

2012/5/26日投資額 2013/7/19 評価額 騰落率
¥998200 ¥1366700

137%

一年間の運用の反省
 
一案 青い目では一社JTのみ-で「失われた20年、デフレ」の黒い目になりきっていた!
     今更ながら、「アベノミクス」を青い目で見る必要性を実感!

二案  商社に着目では英国:シティ間隔を再認識した いずれも結果旅行であった。

今後の投資方針
 
当面アベノミクスで株高となるが年末にかけてヘッジファンドと中国ファンドの売り抜けに注意して手仕舞いして休むも相場を考える
 但し 外国投資は必要と考えている

代表からの一言
 20年間のデフレ経済で株式の動きを見ているので海外からの目で見直す提案に賛成します







戻る

inserted by FC2 system