金融知識勉強会 ≪あなたもファンドマネージャー≫

日付・講師

テーマ 内容
2012. 3月18日

 佐々木貞子講師 

 

第9回
  「100万円の株式投資プラン」
運用期間・・・3月第三金曜日を基準として1年間とする
投資金額・・・100万円
目標リターン・・・10%(値上がり益+配当金)
以上を運用条件として個別株の選択を行う。
選択基準・・・高配当銘柄で同業種上位かつ好業績が見込まれる
業種分散・・・複数銘柄購入によるリスク分散をする
        建設業    震災復興による受注増加、収益拡大
        医薬品    好不況に左右されない
        サービス業  内需関連
        商社      グローバルな収益が見込める
以上の選択基準、業種分散から下記の4銘柄を選択した
大林組    復興関連企業で建設業大手かつ好業績企業
第一三共   大衆薬の人気商品が多い
リソー教育  高所得者向けの個人指導塾、家庭教師派遣、
         幼児教育を展開
三菱商事   総合商社トップ

代表からの一言
  簡潔かつわかりやすい投資プランです。 
  一年後の成果が楽しみです。
2012.4月29日
 
 牧野泰治講師
第10回
「あなたの投資方針」
今後期待される業種を決める。
 東日本大震災復興関連・・・建設業、特殊検査機器
 グローバル企業・・・・・・・・・・商社、サービス業
 省エネルギー・・・・・・・・・・・・太陽光発電、電気自動車。電動自転車
 特殊技術・特許・・・・・・・・・・産業ロボット、先端技術
 高齢化・ヘルス関係・・・・・・介護サービス、フィットネス
上記の投資方針から投資先企業を選択した
 五洋建設          復興関連 建設
 ノーリツ           復興関連 設備
 フアーストリティリング   グローバル
 日産自動車         省エネ エコカー
 村田製作所         特殊技術
 ユニチャーム        高齢化 ヘルス関連 

代表からの一言
 6社に均等に投資するのか各社別投資比率を含めて投資方針を決めてください。

2012.5/27

吉田 博講師
第11回

「あなたの投資方針」

 鳥の目、虫の目、自分の目で投資判断する
   鳥の目 現在の世界経済状況(今後3年程度)
        商品の時代       為替、資源(石油、貴金属、農産物)
        世界経済停滞の時代  投資に不向き、お金を減らさない=Cash is King
        金融危機             欧州金融危機、米国、中国(バブル)、日本(国債暴落)
   虫の目 日本の株式市場
                青い目で見る            東証の売買の60%は外国投資
      青い目W・バフェット(投資顧問) 理解できる会社に投資、成長より安定
      青い目ウェルチ(元GE)      シェアNo.1及びNo.2の会社でグローバル企業 
   自分の目 ニュースで報道されたら遅い(既に市場では折込済み)
      投資の基本は安い時に買い、高い時に売る=今は投資のタイミングかNo 
      あえて日本株に投資をするならば成長よりも安定 
      ファーストフード(マック、吉野家、ゼンショー)
      ヘルスケア(ユニチャーム) 
      小売業(セブンイレブン、ファミリマ)
      グローバル企業 建機(キャタピラ、コマツ)
      たばこ(日本タバコ産業)
      業務用エアコン(ダイキン)

代表からの一言

   株式格言に”売るべし、買うべし、休むべし”があり今は休むべしは分りましたが買いのタイミングの
   指標の検討をしてください。      
      



2012.6/24

浜田 香留樹講師
第12回

「あなたの投資方針」
複数商品/銘柄に投資する。日本国内から投資できる物に限定。 
売買手数料、単価株単位は無視してもよい。レバレッジ通常ルール内で利用可能とする。
株主優待も時価換算でリターンに含める
アセットアロケーション
 「日本国内限定ビジネスの銘柄<10%
 債券および通過(FX)のみは投資しない
業種
 資源           先物(白金ミニ)
 
 美容/健康       PFIZER、ニプロ
 自動車          日産自動車、三菱自動車
 半導体/エレクトロニクス    AMAT、アドバンテスト、CKD、ローランドDG
 サービス              ぐるなび、スターバックスジャパン、ゼンショー、グローバルダイニング
 不動産               東急リアルエステート、MID リート

以上の結果15銘柄、6業種に分散 平均のレバレッジは2倍とし、アセットアロケーションは
先物    18.7%
外国株式 13.7%
日本株式 35.3%
REIT    30.9%
通貨はUSD 32.4%
JPY      67.6%
更に上記を絞り込んだ投資提案が別に3案提示された。

代表からの一言
 先物取引を組み込みなど大変参考になる投資方針ですが 4つの投資提案のどれを推奨するかの結論
 がほしかった。


2012.7/22
 
白石 匡講師
第13回
「新シリーズあなたもファンドマネージャー
                  一年後の報告」
一年前の投資方針は団塊世代の多い企業が年齢構成が変化して優良企業となることを期待して調査した・
 選択基準  平均年齢が高い 
         技術の伝承が容易である企業
         社員一万人以上
         勤続15年以上の窓際族が多い
以上の選択基準から 清水建設 パナソニック、JR東日本、三菱電機を選択した。
一年間の運用成績は 
益               購入金額     12/7評価金額      損

千円   清水建設     342千円     265千円        ▲77

4千円  パナソニック   100千円     56千円         ▲4

53千円 JR東日本     447千円     501千円     

千円   三菱電機     89千円      61千円         ▲28

計▲95千円とマイナス9.5%の運用となった。
その投資をどうするか検討した。
株式の入れ替えの検討では、良好な成績の投資信託例えばコモンズ投信30銘柄の一部をパクル事も考えた。
結果株式の入れ替えは行わず長期保有3年程度で成果をあげたい。

代表からの一言
 日経平均株価がこの一年で9600円台から8300円台(▲13.2%)まで低下しているなかでの運用ですので2年後の成果を
 期待しております。

山口 講師 第14回「新シリーズあなたもファンドマネージャー一年後の報告」  システムトレード(裁量を排し一定売買ルールに従って売買)
仮説
 日経平均は、日々の中でどのように動く傾向が多いの?
 寄り付きから引けでは、どのような傾向となるのか?
 売りと買いではどちらが有利か?
 一般に買いから入る人が多いので、寄り付きでは高目で入り引けでは安くなる傾向があるのでは
 ないか?
売買ルール
 
日経平均寄り付きショート、引け成りで決済
 日経225ETF(1543)を信用取引する
現実
 
日経225ETF(1546)単位適宜変動
 前日陽線(月曜日エントリー無)翌日エントリー
 9時寄り付きショート 15時10分 決済 
       or
 9時寄付きロング   15時10分 決済
 2011年 7月1日-2012年8月24日
   累計損益(諸費用込) -8411円
   トレード回数(実験売買含)238
敗因
 システム通りにエントリーできない(感情) 入力ミス(発注ミス) kabu.comの自動売買
 指定漏れ、引成で約定しない(-2%)想定外事態
 他の指標を見てしまう(裁量トレードになってしまう)
 本ルールでは、不利な期間(2011年〜2012年) システムトレードとはいえども、上昇期間は
 ショート不利
ルール変更 ⇒MACD戦術(テクニカル)+α
 シュミレーション 日経225ETF(1346)
 期間 20117月4日〜2012年8月31日
 日経225 MACDの交差線の翌日寄付きでロングorショート
 損益 (諸経費除)=2600円×50=130.000円
 売買回数 18回
 利回り26%
現実
 
日経225ETF(1346)単位:分割売買で50単位
  MACDを基本として基本前場寄付or後場引成エントリー、エンクジット
 2011年8月27日-2012年9月28日(約一ヶ月運用)
 累計損益(税金、諸費用込)13642円
 トレード回数(試し玉含) 約40回
 最大損失金額 170円
 2.7%/月×12ヶ月=32%/年
新ルール適用上の注意点
 
MACDの方向には、あまり逆らわない(基本は、順張り)
 MACDサインは、遅いことを理解する(天底で売買は不可能)
 MACDが高い位置でのロングNG、低い位置でのショートNG
 DOWの方向性と値動きに注意(ハンセン指数、為替も日中影響大)
 直近半年の高値、安値は強い抵抗線なので近くなったら 一旦閉じる
 エクジットは、MACD交差線かローソク足が5日移動平均線の上下で翌日成行(引不成以外の
 指値NG)
 日経平均の売買高の節目は、抵抗線になりやすいので注意(但し、勢いが強いときは一気に抜ける)
 
代表からのひと言
 個人でシステムトレードに朝鮮する稀な例です。個人では発注に入力作業が入るので
 完全自動売買は実現困難です。コンボも色々な株式指標のシステムトレードを是非継続
 して当会での発表を期待します。

 

桑田寛明講師 第15回 一年後の報告 昨年9月に六銘柄に投資した。10月26日までに全株保有しているとすると80100円の損失。年初来高値で売却できたらと仮定すると
310200円の利益。年初来安値で狼狽売りをすると、185500円の損失。
6銘柄共に実際購入した、特に利益確定の売り時が難しかった。

購入銘柄とその後の動き   保有期間での株価を動かした原因 
 ニコン 最も推奨した株   インテルが競合半導体装置メーカーに出資した  円高で4〜9月営業利益43%下落
                  ips細胞関連で一瞬買われる。
 東京エレクトロン       世界不況で半導体関連軒並み下落
 日本郵船           世界不況で荷動き減少、船舶過剰、運賃下落
 日産自動車          中国市場で売り上げ増。株価上昇   尖閣諸島問題で売上大幅減少
 三井物産           世界不況で資源価格下落
 三菱UFJ           保有株含み損拡大  国債利回り低下による保有債券含み損増加

保有銘柄の処置
  ニコン             一部売却済み、一部保有
  東京エレクトロン       高値で売却済み
  日本郵船           評価損があるが市況産業なので長期保有
  日産自動車         利益は出ているが経営好転見込みなし売却
  三井物産           評価損、景気回復まで保有
  三菱UFJ           若干利益、デフレ脱却まで保有

代表からの一言
 実際に購入した株式投資なので途中経過を含めてファンドマネージャーの意思がわかる。当人も述べているが
利益確定の売り時は誰にとっても難しい問題です。

   
          
大島 勉講師 第16回一年後の報告 一年前の投資方針の決定経過
 株式市場からの資金当逃避先のコモディティ市場は売却利益ねらいで経験不足。
 日銀買い入れのETFは値上がり期待薄、J-RIETは日経平均に連動する。
 FXは各国や中央銀行の政策で大きく変動してハイリスク、ハイリターンである。 
 消去法によりコモディティ、ETF<J-RIET,FXは投資対象から除いた。
 ユーロ危機、海外市場に影響を受けない国内株で当方の保有株式銘柄で優待銘柄は評価損が少ないので、優待株に投資することに
 した。
投資銘柄選択
 
優待内容が人気で自分も欲しい銘柄  権利確定日前後の株価連動が大きい銘柄  株価チャートが一年超上向き銘柄
 優待内容の改悪、廃止をしない銘柄  優待券が年2回が良い
銘柄選択時注意点
 
出来高の少ない銘柄は避ける 東証、大証上場銘柄以外は出来るだけ避ける  配当の出ない優待銘柄は避ける
 投資タイミングが銘柄で異なる

余裕資金100万円(1236500円)の株式投資の一年後の検証が報告された。
投資銘柄10者社  カッパ・クリエイト  マックスバリュー5社 フコク  スターバックス キャンドウ  ノジマ   ヒマラヤ
             CFSコーポ クリエイト イーサポートリンク
         10社中ノジマのみ損失(▲22.8%)
10月23日まで全株保有しているとすると 257750円の利益(20.8%)年初来高値で売却できたらと仮定すると 387300円の利益(31.8%)
代表からの一言
 この一年間での運用でプラス20%の成績は素晴らしい結果です。報告者はさらに工夫すれば目標利益50%可能と報告をしていました。元々 優待制度は株主数を増やしたいのと株主が商品サービスの安定顧客になれるのを期待している制度のなので利用価値があります。

 

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